筋膜(ファシア)とは?

こんにちは!

白金高輪のボディコンディショニングサロンHANAMURAの花村です。

アナトミートレインのセッションで目指すもののブログでは、「アナトミートレインのセッションで目指していること」、そして「なぜ筋膜が健康だと良いのか」をお伝えしました。

今回は、ここ数年よく耳にするようになった「筋膜(ファシア)」について、書いてみますね!

筋膜 (ファシア)とは

筋膜 (ファシア)には、皮膚の下層で筋肉や内臓、細胞等の組織をまとめて、境界を作って分離する役割があります。


日本語でfascia(ファシア)を ”筋膜” と訳しているため、筋肉(筋線維(筋細胞)やその集まり)だけを包んでいるように感じられますが、fasciaという場合は、内臓や細胞、骨等を包む物を含めて表している場合もあります。
要するに、コラーゲン線維を含む結合組織のことを呼んでいます。


日本語でも厳密には、骨膜、神経(内・周・上)膜、腹膜・・・等と分けて呼びます。

尚、広義の「筋膜=fascia(ファシア)」は、骨膜や内臓等の全身を覆う結合組織も含めますが、
狭義で「筋筋膜=Myofascia(マイオファシア)」という場合は、いわゆる筋肉を包んでいる筋膜を指しています。

筋筋膜の分類

ちなみに、”筋線維(繊維)”という単語を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

筋肉の細胞は線維のようにとっても細長いので、その細胞のことを筋線維と呼ぶんだそうです。

なので、厳密には”筋細胞”ですね!

一つの筋線維は非常に長い!

筋肉は筋膜が腱となり骨(骨膜)に付着しますが、その端っこから端っこまで一つの細胞なんだとか。

顕微鏡でしか見えないほどの細長い細胞なのに、長さは、例えば上腕(二の腕)の長さとかがあったりするわけですよね。

ちなみに、すっごーく細い筋細胞も薄い筋膜(筋内膜)に包まれて、それが、びよーんと長さを保っているのって、想像すると面白いです。

筋膜(ファシア)の構成要素

線維
 コラーゲン(タンパク質:構造を支え、動きの連動・力の伝達)
 エラスチン等の弾性線維(弾力性:負荷がかかると2~2.5倍に伸長可能だが、負荷がなくなれば元の長さに復元。座ってお尻の筋膜が潰れても立てば元通り等)
 レチクリン

 細胞
 線維芽細胞(コラーゲン線維や弾性繊維を作る)

 筋膜細胞
 肥満細胞(ヒスタミンを含み、炎症やアレルギーと関係)、マクロファージや好中球(貪食する)、リンパ球などの免疫に関わる細胞

水分・ムコ多糖類(ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など)

細胞外基質<プロテオグリカン(水分を好む)、グリコサミノグリカン>

ほか。

筋膜系はひと繋がりの巨大なネット” 

上記のように、便宜上区別をする為に各筋膜に名前は付けられていますが、筋膜は全身に広がっていて、単に筋肉を支えているだけではありません。

ミクロの世界から順番に・・・

筋内膜<筋細胞(筋線維)を包む>

 ~筋周膜<筋線維の束を包む>

  ~筋外(上)膜<◯◯筋という、名前がある筋全体を包む>

   ~深筋膜<皮下組織にある。ゆるい>

    ~浅筋膜<真皮から皮下脂肪の中にある。ゆるい>

と分けられていますが、これらは緩やかに繋がっているんです。

それらが緩やかに繋がって、腱にもなるし、骨膜にもなる・・・単なる平面じゃなくて立体的。

立体の膜は蜘蛛の巣のように緩やかに繋がっていって、カラダ中に張り巡らされているんです。

だから、身体の中の適切な空間が大切だということを強調したいんです。

そして、その空間に潤いの水分が適切にあるのが健康な筋膜(ファシア)なんですよね!

筋膜(ファシア)のちょっとした知識の補足

  • 筋膜(系)はひと繋がりであり、細胞から出来ていて、ずっと生きています。
  • 損傷を受けた場合、コラーゲン線維は改めて作られるが、細胞分裂をすることとは違うので、厳密に再生されるわけではない。
    なので、改めて作られる時は短い線維で硬くなってしまう!
    →この時に不動でいると、癒着がひどくなったり、硬くなって良く無いこともあります。筋膜リリースのセッションを受けたり、適切に運くことが大切です。
  • 生まれてから死ぬまで、頭頂から足先までぜ~んぶ繋がっている!
    (発生学的には受精して15日目からゼリー状のカエルの卵のような細胞から始まり、それがひと繋ぎで筋膜となる壮大なロマン)
  • 全身に渡って力を伝達
    (=コミュニケーション)
  • ストレス(負荷)を分配して順応することが出来る
    →関節を曲げた時、働いている腱から腱だけに力が伝わっているわけではないですもんね!
  • 筋膜の反応速度は数秒~数ヶ月単位
    (段差があるところでバランスを取るのは数秒で行われ、慢性的な姿勢の変化はもう少し時間がかかります)
  • 身体における最も豊富な“感覚器官”である
    (固有受容器は周辺の筋肉の6倍の量)
  • 多くの古傷は筋膜に残存

筋筋膜/マイオファシアの4つの特性

最後に、アナトミートレインのトム・マイヤース先生がセミナーでお話ししてくださる筋筋膜/マイオファシアの4つの特性についてをご紹介しますね。

粘性/粘着性(Viscosity):衝撃を受けても広いエリアに素早く分散

パーンと両手で叩いても骨折れない(瞬間的な関節圧迫)、高いところからのジャンプ着地)衝撃、瞬発力

弾性/弾力性(Elasticity):バネのような跳ね返り

縄跳びや前足部ランニング等で鍛えられる

(*15年程前は筋肉にあると言われていた)

可塑性(Plasticity):外圧を加えて変形させることができ、その後、力を加え続けなくても元の形に戻らない性質

ストレッチやヨガ、徒手アプローチでの変化

改造性(Remodeling):日常生活での変化

日々の姿勢によって形作られるので、不良姿勢をずっと続けたりすることの弊害がわかりますよね!

***

長くなりましたが、今日もお読みいただきましてありがとうございました!

アナトミートレインのセッションでは、身体の膜・空間を立体的に捉えて、お客様(クライアント様)の身体に触れています。

皮膚から内部に繋がっていく組織はすべてがひと繋がり。

身体の中を見ることは出来ないけど、手で触れて感じて受け取る。

そして、お客様がどう感じるかを共有しながら、喜ぶ身体の状態へ導いていく。

そんなことを日々感じながら、セッションを行っています。

次回からはついにアナトミートレインのセッションのご紹介ができるはず!?

どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

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